台湾の中国語能力検定TOCFLとは?

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こんにちは!

台湾の大学に本科生として留学しているりーりー(@lilytaiwan__)です!

台湾の中国語能力検定、TOCFL(読み方=トクフル)を知っていますか?

台湾の大学への申請にも必要な、大切な検定ですので是非知っておいてください!

台湾の中国語能力検定TOCFLとは?

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概要

TOCFL(華語文能力測驗)は台湾公認の中国語能力検定です。非中国語母国者のみが受けることができます。

台湾だけではなく、今や日本、他の国々でも受験できます。

台湾の大学に申請する際、中国語能力を証明するのに必要となる検定です。

他にも台湾奨学金を申し込む際や就活の際にも利用できるかもしれません。

日本ではHSKが有名ですが、HSKは中国で実施している中国語能力検定です。上級となれば繁体字が使えるようですが、基本的には簡体字です。

TOCFLはすべて繁体字です。

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中国語能力とレベル

下の級から順に入門、基礎、進階、高階、流利、精通となっています。

新たに入門のさらに下のレベルの準備級も追加されたようです。

中国語推定レベルは以下の通りです。

入門、基礎

  • 台湾での中国語学習時間120〜360時間、またはその他の地域で240〜720時間。
  • 基本的な文法と500〜1000語の基礎単語量。

進階、高階

  • 台湾での中国語学習時間360〜960時間、またはその他の地域で720〜1920時間。
  • 2500〜5000語の単語量。

流利、精通

  • 台湾での中国語学習時間960時間以上、またはその他の地域で1,920時間以上。
  • 8,000語の基礎単語量。
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HSKとの比較

日本や世界で中国語の試験として有名なのはHSKですね。

TOCFL公式ホームページを参考に、TOCFLとHSKのレベルを比べてみました。

HSKを受けたことのある方は参考にしてみてください。

TOCFLはHSKよりも難易度が高めのようです。TOCFLのBandCはHSKより難しいですね。

ちなみに台湾ではHSKは受けられません。

テストの方法

  • 日本

テストの方法はマークシート式のようです。また、検定はリーディングとリスニングテストのみのようです。

  • 台湾

台湾ではコンピューターテスト(電腦化適性測驗、CAT)とマークシート式の2つがあります。

コンピューターテストでは受験者全員がパソコンでテストを受けます。レベル別にテストや教室が用意されているわけではありません。

その人のレベルに合わせてコンピューターが問題を変更していきます。

基本的に最初は簡単な問題で、答えが合っているとどんどん難しい問題になっていきます。

そして最後に自分のレベルと点数が出されます。

リスニングの後にリーディングです。

 

スピーキングとライティングはそれぞれ別のテストで、受験するにはそれぞれお金がかかります。

合格スコア

日本と台湾では合格スコアが異なるようです。

  • 日本

それぞれのレベル分けのスコアは次の通りです。(公式ホームページ参照)

日本ではリスニングとリーディングのみのようです。

テストは80点満点で、BandA、B、Cの三種類のテストがあり、点数によって級が分けられます。

例えばBnadAのリスニングが40点でリーディングが55点なら、リスニングが入門級、リーディングが基礎級となります。

 

  • 台湾

マークシート式のリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングのレベル分けスコアは以下の通りです。

ちなみに口語や寫作の点数範囲以下は判定不可能となります。

台湾には入門よりさらに下のレベル、準備級があって面白いですね!

コンピューターテストのレベル分けスコアはこちらです。

こちらは100点満点で採点されます。

準備級はありません。

値段

  • 日本

日本での受験は各レベル5000円(税込)、合格通知郵送料500円(税込)となっており、合計で5500円(税込)です。

  • 台湾

リーディングとリスニングはコンピューターテストか、マークシート式テストかで値段が変わってきます。

コンピューターテスト(電腦化適性測驗、CAT)2000元

マークシート式テスト1600元

マークシート式は実施日が年に2回しかないので注意してください。

現在台湾ではコンピューターテスト(電腦化適性測驗、CAT)の方が多いです。

また、ライティングとスピーキングの値段はどちらもそれぞれ1400元です。

 

受験時間

  • 日本

日本ではリスニング60分、リーディング60分の合計120分です。

リーディングが終わり次第提出して帰宅することができます。

  • 台湾

マークシート式は日本と同じです。

コンピューターテスト(電腦化適性測驗、CAT)はコンピューターによります。

早く終わる時は本当に早く終わります。

開催地

  • 日本

私が日本で受験していた頃は東京と大阪で一度ずつ、年に二度しか開催されていませんでした。

しかし、TOCFLの知名度が上がったようで、現在では様々な場所で受験することができます。

2021年には8月に仙台、東京、横浜、名古屋、新潟、大阪、広島、博多、那覇で、

11月には札幌、東京、横浜、名古屋、大阪、博多、那覇で受験できます。

これで地方に住んでいる方も受験をするハードルが下がったのではないでしょうか。

  • 台湾

台湾では各地で開催されています。

開催地は申し込みをする際にしか確認できませんが、基本的に語学学校があるような場所では開催しています。

試験対策

TOCFL公式の模擬試験集が売っています。

BandA、BandB、BandCとそれぞれでのレベルの模擬試験集が売っており、中にはリスニングとリーディング1回分の本番と同じような模擬試験が載っています。CD付きです。

1冊日本円で3000円ほどです。

私も購入しました。

レベル別で売っています。

 

TOCFLの公式ホームページにも模擬試験が載っているのでそちらをダウンロードして練習する方法もあります。

それぞれのレベルの問題集が全部で3回分載っています。

こちらは日本語ホームページの模擬試験ページです。

まとめ

TOCFLの簡単な概要をまとめてみました。

自分の中国語能力を客観的に知るためにも是非受けてみましょう!

日本公式ホームページ

台湾公式ホームページ

最後までお読みいただきありがとうございます。

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