こんにちは!
台湾の大学を卒業した後、台湾でOLしている(@lilytaiwan__)です!
前回は台湾の教習所の申し込み方法や料金、練習の流れなどを解説しました。
今回は実際の試験の様子や減点ポイント、最後には台湾の教習所のリアルな実体験をお話ししていきます!
試験当日
筆記試験
まずは先に筆記試験を受けます。
お近くの監理站で受けられます。
日本語の試験もあるので安心です。
対策としてはこちら↓の問題を覚えるまで読み込むことです!
汽車法規是非題-日本語、汽車法規選擇題-日本語、汽車標誌是非題-日本語、汽車標誌選擇題-日本語と全部で4つあるかと思います!
筆記で落ちるほど悲しいことはないので、対策をしっかりしましょう!
実技試験
教習所に戻るとすごい人が!!!!
どうやらテストは来た順で、私たちは遅めの方だったのでめちゃくちゃ待ちました。
冷房もない真夏の炎天下の下でですよ…(一応屋根はあった)
ついに私の番が!
まずは教習所内の実技テストです。
場内、場外各100点満点で70点合格です。
ここでどんなことに注意したら良いか、点数を引かれないようおさらいしておきます!
場内
- 乗る前に車の周りを一周して点検
- ドアを少しだけ開け、前後を確認してからドアを大きく開け車に乗る、降りる
- 車に乗ってからバッテリーなど異常ランプがついてないか確認(ここまでは声に出しながらするのですが、日本語でもいい、とりあえず何か喋ってるならいいと言われました)
- シートベルトを締める(ー16点)
- 発進するときは前後を確認してウインカーをつける(ー16点)
- 停車する際など線を踏まないように!(−16点)
- 停車に入る際ウインカーをつけてから(ー16点)
- エンストしないように(ー8点、踏切上ー32点、登り坂上ー16点)
- S字で線を踏まない(前進ー32点、バックー16点)
- S字バックする際に前進して修正しない(ー8点)
- 踏切、赤信号、横断歩道は止まる(ー32点)
- 踏切、赤信号、横断歩道で停車する際、線を越えない(ー32点)
- (マニュアル車のみ直線安定テスト)ギアを「3」に入れる(ー16点)
- (マニュアル車のみ直線安定テスト)エンスト、線を踏まない(ー32点)
- 上り坂で15センチ以上後ろに下がらない
- 上り坂で範囲以外で停車しない(ー16点)
- (マニュアル車のみ)下り坂でニュートラルに入れる(−32点)
- 電話やメールはしない(−32点)
- 片手でしない(−8点)
結構たくさんありますが、練習からしっかりやっていれば大丈夫です!
ちなみに私がテストを受けた際は、試験官が隣で「今、右!!そうそう…ちょっとハンドル回しすぎ!」ってアドバイス(?)及びブレーキ踏んでくれましたよ笑
そんな試験官のおかげか(?)無事合格できましたよ!
場外
さあさあ最後の場外試験です!
実際の道路でやるので緊張感アップです。
先程の他に気をつけることがあるとすれば
- 路肩に停める時に道路の端から遠すぎない
- 停めてから発進するときに「左、右、無來車」と言いながら左右と後方を確認する
- 小道に差し掛かるときはとりあえず左右確認して「左、右、無來車」という
- 道路の黄色い車線内では止まらない
- 信号が黄色になってもとりあえず前の車に続いて進む
とにかく落ち着いてやれば大丈夫です!
教習所に帰ってきました〜!
結果は無事に合格!
いやよかったよかった!!!
合格した喜びと、もうこの教習所には来なくていい安堵感でいっぱいです〜!
なんでかって??
日本では考えられないようなことが色々起きたからですよ…
ここから台湾の教習所のリアルな体験を話させていただきます。
台湾の教習所のリアル
ケース1 車がボロすぎる
はい、車がとにかくボロいんですよ。
おそらくこの教習所ができてからずっと車変えてないんじゃないかと思っています。
もう椅子のクッションのくの字もないですからね。
本当に、いつ壊れてもおかしくないですよ!(フラグ)
ケース2 練習車にエアコンがついてない
皆さん信じられます????
こんなあっつい台湾(台南)の車にエアコンが付いてないんですよ?????
12月中旬でも半袖で過ごせる場所ですよ??
だから何で補っていると思います?
窓全開!!!!!!
あとはミニ扇風機ですよ!
あ、最近流行りの?
いやそんなオシャレなやつじゃないんです…
扇風機も何十年も使ってんのかなーってクオリティです。
運転席の前又は後方に取り付けられていて、音がめちゃくちゃうるさいです。
ウォンウォン鳴ってます。
正直台南のあっつい風を浴びているだけなのであまり効果はないです。
ちなみに朝の時間をお勧めしたのはこの理由からです。
昼間なんて暑すぎて車内で熱中症になりますよ。
いや、本気で。
夜は線が見えづらくなるのでやっぱり朝がお勧めです。
みなさん早起きしましょう。
ケース3 練習車から白煙が出る
はい、ここからフラグを回収していきます。
実は前々から車やばいなーって感じはしていました。
だってエンジンかからないんですもん。
やっとかかっても壊れた機関車みたいにガガガガガ…って動き出すんですよ笑
騙し騙し使ってましたね。
そしてある日私が練習で登り坂に差し掛かった時、
いくらアクセルを踏んでも前に進まなくなりました。
あれ、おかしいな…
もうちょっと強く踏んでみよう!
と思いましたが踏んでも踏んでも進まない!
あれ、どうしたんだろ…
と思ってバックミラーをみると後方が真っ白な白煙で覆われていたんです!!!
流石の私も大パニック
誰かに知らせようにも教官は(いつものように)近くにはいません。
とにかく気づいてもらおうと必死にクラクションを鳴らします。
すると異変に気づいた女性教官が「どうしたの〜?」
って見にきてくれました。
いや!!白煙が!!!後ろ!!!!やばいんです!!!!!
そしたら「降りておいで!大丈夫!」って誘導してくれました。
今思うとおそらくオイル上がりですね。
いつも練習車を停めている定位置まで戻ってきてやっと私の教官が
あれ、どうしたの?
…いや、今まで何してたん??
ケース4 練習車が動かなくなる
これは私ではなく、一緒に受講していた友達の話ですが。
友達は私と同じ教官兼同じ車を使用して練習していました。
ある日、平地で普通に練習していたら急にエンジンが止まって動かなくなったようです。
後ろに他の生徒さんの車も並んでいるので、止まるのは大迷惑!
渋滞してしまいますからね。
しかし、(いつものように)教官は近くにいません。(いやほんとに何してるの…)
電話をかけて呼び出したようです笑
そして教官と別のもう1人の教官が来て、3人で車を押したのだそう。
そしてそれから数日、その車は修理に出して使えなくなりました。
私たちは数日間練習ができなくなりました笑
(後日埋め合わせしてもらいました)
ケース5 教官がいい加減
もう大体お気づきかと思いますが、教官がめちゃくちゃいい加減です。
練習にはちゃんと付き合ってくれない、教えながら○ケモンGOをしている、車の修理をちゃんとしていない…
私たちの練習中、どこに行って何をしているかというと、だいたいは他の教官と集まってお茶を飲みながら喋っています笑
いや、緩すぎる!!!!!
これが日本なら許される行為ではありません…
ケース6 実際に運転できるようになるのか不安
たった1ヶ月の練習のみ、実際の道路では数えるほどしか走っていません。
ただでさえ台湾の交通は日本に比べるとかなり危険。
交通ルールを守らない人はよくいますし、バイクだってたくさん走っています。
そんな道路で走るのは怖い…
と言って免許は持っていても結局車を運転しない人も多々。
ちなみに私はその後2年間車を運転しませんでした。
そして今年の夏に日本へ帰国した際に実家の車を運転してみました。
そもそも操作を忘れかけていた私。
ニュートラルでブレーキを踏んでいなかったので急に前進し出して大パニック笑
助手席に乗っていた母から
「こんなに運転できないと思わなかった、怖すぎるから運転しないで」
と言われました…笑
後日、1人で近所(田舎)をぐるぐる走ってある程度は走れるようになりました。
台湾で免許が取れた=実際に運転できる
訳ではないのでご注意を!!!!
ちなみに台湾には”初心者マーク”なるものは存在しません。
初心者にも容赦ない場所、それが台湾です!
まとめ
免許取得が目的ではなく、運転の仕方をしっかり学びたい、取得したらすぐに実際の道路で運転できるようになりたい、綺麗な車で練習したいなどの目的の方は台湾の教習所はあまりお勧めできません。
ただ、この値段で自動車免許を取得できるのはとてもお得なので、私の知り合いの留学生は大体台湾で取得しています。
台湾の免許を使って日本で運転する方法はまた後日お知らせします!
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